ビューティーアドバイザー寺尾の美容情報Vol.49

今回から3回にわたり「色彩心理」についてお話させていただきたいと思います。
「色」を心理的に捉え、活かすことで世界がきっと変わるでしょう。

2016.05.13

アイライン、眉、マスカラ


みなさん、こんにちは
トータルビューティーアドバイザーの寺尾智子です!

今回は、カラーリスト寺尾でお話させていただきたいと思います。

色彩心理という言葉を耳にされたことはありますか?

カラーセラピーと呼ぶこともありますね。

ものすごーーーく簡単にまとめてしまうと、
「色」を、心理的に捉え、活かすこと。

実は私は個人的に、カラーの世界においてこの色彩心理の部分がとってもとっても好きです。

色の性質を知り、操ることで、本当に世界が変わるから。

身につける本人だけでなく取り巻く人々の心をも知らず知らずのうちに動かすことができるから。

色の心理的な効果を知らないと人生損だ、と言っても過言ではないと思っています。

私が初めて色彩心理についてお勉強したとき、
先生がおっしゃった言葉を今でも鮮明に覚えています。

「その人の性格、性質を決めるのはその人自身ではなく、その人を見る 『他人 』なのよ。」

私を含め、その場にいた生徒たちの頭の中にはたくさんのクエスチョンマーク。
「???」

先生は続けます。

「例えばあなた。そう、そこの黒いスーツに白いシャツのあなた。
みなさん、彼女にどういった印象を持つかしら?」

仕事ができそう
しっかりしてそう
テキパキしてそう
真面目そう
かわいいというよりカッコいい

などなど。

色々な意見が出ました。

「ではもし彼女が、うすいピンクのスーツを着ていたら? 想像してみて?」

さて、その方の印象はどのように変わったと思われますか?
みなさんもぜひ、想像してみて下さい。

女性らしい
かわいらしい
優しそう
親しみやすい

そうなんです。
彼女自身は何も変わっていません。
髪型も、表情も、何も変えてはいないにも関わらず、
周りからの印象がガラリと変わってしまいました。

変わったのは?
そう、「色」だけです。

色彩心理上では
黒はプロフェッショナルの色。
強く、都会的で、垢抜けた、何色にも染まらない自分をしっかり持った人。
人の上に立つ人に好まれる色で、例えばスティーブジョブズ氏の黒いタートルネックが
その性質をよく表していると言われましたね。

ではピンクは、優しさ、かわいらしさ、幸せの色。
中でもうすいピンクは見返りを求めない慈悲の色とも言われます。
女性らしく、構えることなく話しかけやすい親しみの色。

彼女の大きな範囲を覆うスーツの色が変わることでその色の持つイメージが
彼女自身のイメージを変えてしまったのです。

どちらの色が良い、悪いではありません。

彼女がどちらの自分でいたいのか、つまり、どちらの自分に見られたいのかを色によって
コントロールし選ぶことができるということを実感した出来事でした。

これを元に実際のパーソナルカラーのクライアント様にご提案させていただいたことがあります。


スタイリッシュでとても美人、
まさに仕事が出来る女性、A様。


彼女の戦闘服は黒スーツ。

プロフェッショナルの、黒。

何にも染まらない、私は私。
少し近寄りがたさまで感じさせてしまう、黒。

パーソナルカラー診断をしながらのカウンセリング。

「いつもカッコいい自分、できる自分でいなければいけないことに正直疲れてきちゃって。」

自分でなんでも出来そうな、黒。
助けは必要ありません、の、黒。

「たまには私も頼りたい時もあるんです」

ふむふむ。なるほど。

この辺りで似合ううすいピンクを見つけ、お伺い程度に聞いてみます。
「うすいピンクのスーツは、、」

A様
「柄じゃないですー」

「ですよね。」

実際のクライアント様で常に真っ黒のお洋服を召された方がすぐさまピンクを受け入れることはごく稀です。

「では、ベージュから始めてみられてはいかがでしょう?」

ベージュは緩和、調和の色。
肌の色に近いので、リラックスを感じさせる
人や場所に適していると言われます。
お家で例えればリビング向き。
無駄な緊張感は感じさせず誠実で、保守的。
話しかけやすいく、心を開きやすい。

「ベージュなら、着られそうです」

似合うベージュを見つけ、スーツを購入。

後日、こんなご報告をいただきました。

「職場で前よりずっと、みんなと話をする機会が増えました。
Aさんに話しかけるの、実は緊張してたんです、僕の助けなんて必要ないだろうなと 思ってました、って。
正直に話してくれました。
今は色々話して、助けてもらえるようになりましたし、コミニュケーションがすごくとりやすくなりました」

「私自身も、前よりもずっと素直に飾ることなくみんなと接することができるようになって、
これまでよりも仕事の効率もアップしたと思います!」

そう言って、

スーツはまだ恥ずかしいけれど
シャツからチャレンジしてみます!と
パーソナルカラーにある似合ううすいピンクを再確認して帰られました。

身に付ける色を色彩の心理効果を意識して変えてみる。
それだけで、人間関係が彼女の望む形に変わり、彼女自身も自分の「やりやすい自分」
もっと言えば「生きやすい自分」に変わることができた。

逆もまた然りで、
どうしても頼りなく思われてしまいプレゼンもうまくいかないんです、
という悩みをお持ちの方がいらっしゃれば、
揺るぎない自信の黒をオススメすることもあります。

その方の、その時に必要なお色を
カウンセリングを通して見つけ、ご提案する。
それによって、生活を、人生をコントロールするきっかけにしていただくことができる、ということです。

色彩の心理効果って
すごいと思いませんか?

お洋服だけではありません。

例えばインテリア。

早く帰りたい、ゆっくり落ち着けるお家にしたい。

今のお家は?
ブラックホワイトのコーディネート。
白か黒かハッキリ決めないといけないコーディネート。

白をリラックスのベージュに変えてみませんか?

いくら早く寝ようとしても
よく眠れないんです。

ベッドカバーは?
赤です。
交感神経を刺激し、神経を高ぶらせる、赤。

地に足をつける、落ち着きの茶色や
女性ホルモンの分泌を助けるピンク、
本当に力を抜いてしまいたいなら妥協、あいまい、脱力のグレーなどに変えてみませんか?
ただし、グレーは無気力のグレーとも言いますから、毎日はオススメしませんよー。

などなど。

色のない世界はどこにもありませんから、どんな場所でも、どんな時でも使えるのが、色彩心理。

これを知らないって
損ですよね。

さて、次回からは
どんな時、どんなシーンで色彩心理が利用できるのか。
また、各色についての心理、セラピー効果を詳しくご説明いたします。

ぜひぜひご覧くださいね!



美容科 寺尾智子 (てらお ともこ)

ライター:寺尾 智子 (てらお ともこ)

日本パーソナルメイク協会本部認定講師
国際カラーデザイン協会マスター講師 他

関西大学ヒューマンサイエンス学科卒業後、一人ひとりの人生を豊かに導く仕事がしたいと多岐に渡る勉強、資格取得、現場経験を積む。
大学を始め教育機関において、美容講座、就職関連講座等を、幅広い年齢層を対象に行い、数々の講師賞を受賞。
現在は、女性が自信をもって楽しく人生を送っていただけるようにと、15年以上の講師歴を活かしたトータルビューティーを提案。 パーソナルカラー診断や色彩心理を基にしたセルフビューティーメイク、ネイル、ラインアナリシス(体型分析)など、外見内面をふまえた提案は、老若男女問 わず信頼をされ人気を博している。



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